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Formula試験運転

試験運転中です

ボッタス、トップチームへの道

えーF1の規則変更云々的な話はガン無視で、今回も駄訳をたれながして参ります。

で!今日の主役はというとバルテリ・ボッタス氏。どのくらい良いのかはまだ議論の余地があるのかもしれないですが、それでも間違いなく良いドライバーであることは、誰も認めるであろうこの人。予選の速さ、キャリアの若いドライバーらしからぬレースの完成度。すばらしいですよね。

が、しかし、その力の割には、あんまり目立たない気がするんですよね。もちろん、いい結果を出せばそのときはスポットライトがあたるのですが、なんとも捕まえにくいというか、クローズアップしづらい部分がある。リカルドのありえないくらいイイ笑顔*1とか、Maldoパイセンの圧倒的存在とかそういうのがない。そもそもフィンランド人F1ドラのくせに「~ネン」じゃないし。走り以外の部分で注目を集めるとしたら、せいぜいそのただならぬベテラン感くらいでしょか。マッサのえばーぐりーんなフレッシュさとの対比で、いいコンビだなとは思いますがw

まあともかくも、そんなあたりをマーク・ヒューズ氏がアツく語ってくれています。これまたなかなか愛のある文章で、個人的にはかなり好きですね。たしかに、ボッタスがあの武士キャラを捨てたら…?*2あの温厚篤実なキャラじゃなくて、たとえばライコネン節とかやる人だったら?そしたらば、人気も爆発→チケットも激売れ→バーニーの覚えめでたく後押し獲得→更なるトップチーム移籍!とか…なってたんですかねぇ?いや、マーク・ヒューズさんがそういうことを明言してる、というわけでもないのでしょうが。

今回はたぶん決定的に訳がおかしいという部分はおそらくないはずなので、★はありません。まあそれでも精度のほうはお察しなわけですがw


バルテリ・ボッタス:主張の少ない人こそ注視しなければならない

SKYF1のマーク・ヒューズが、2016年のドライバー市場の鍵となりうる物静かだがとても印象的なフィンランド人の人物評を行う


バルテリ・ボッタスはおそらくは間違いなくスペインGPの伏兵だった。予選とレースともにウィリアムズのマシンを最大限までプッシュし、若干ペースに勝るフェラーリセバスチャン・ベッテルを視界に収め、ベッテルより古いスペックのフェラーリキミ・ライコネンからの多くのラップにわたってかけられていたプレッシャーを冷静にいなした。


彼が将来のドライバー候補の一角として、メルセデスフェラーリの両方のから注視されているのは、このようにチャンスを最大限に生かし、混乱を最小限にとどめる能力をともに備えているからにほかならない。彼の物静かで感情を表に出さない人格の裏には、本物のタフな精神があり、それゆえに、ライコネンが何度も何度もかけ続けたタイプのプレッシャーにおいてさえ、彼は一切ミスをしない。


その落ち着いていて感情に流されない人格の核の部分により、彼はとくに意識しなくても、チームのパフォーマンスに影響してしまうような種類の論争を起こすことがまったくない。これが特にフェラーリでは高く評価されている*3。しかしまた、それが彼の技術がファンから広く認知されない理由のひとつでもあるのだ。ボッタスには物語がない。つまり、メディアを惹きつけるようなものがないのだ。彼のパフォーマンスが不思議に思われてしかるべきものだったときでさえだ。たとえば、どうしてチームメイトのフェリペ・マッサがシーズン序盤において彼を上回っていたのかなどだが*4、彼の答えがメディアが引用したくなるようなものでることはめったにない。


実際には、彼がメルボルンの予選で負った筋肉の断裂のせいで、それからの数レースは彼が認めていたよりずっとパフォーマンスは制約されたものだった。事故後の数週間、彼はトラックにいないときもずっとアイスパックを負傷した箇所に当てていた。しかし、バルセロナでは、再び自分のベストに近づいたようだった。Sky Sports F1のマーティン・ブランドルはボッタスが四番グリッドを獲得して復活したラップを、その冷静さ、コントロールされた動き、正確さに驚嘆して実況した。彼のレースでのラップは強烈であり、再びデリケートなタイヤから最高のパフォーマンスを引き出す彼の尋常ではない感覚を示してみせた。彼の才能はルイス・ハミルトンや、フェルナンド・アロンソのように飛んだり叫んだりはしない。しかし、彼は仕事で要求されるすべてのもの苦もなくやってのけるし、それは彼にとってはほとんどなんの支障もないことのようにみえる。


ウィリアムズは2016年も彼のオプションを持っていて、完全にそれを行使するつもりだが、もし必要ならフェラーリもそのオプションを買い切るのに必要な額を引き上げることも疑いがなくありうることだ。


マウリツィオ・アリバベーネがライコネンの契約を延長する全く期待すると言っていたのはたった数週間前だが(ライコネンの契約は今年末で切れる)、いまやフェラーリライコネンのマネージャーのスティーブ・ロバートソンとの交渉は暫定的な形において進行しているというところを見るにつけ、アリバベーネがほかの利用可能な選択肢を持ちたがっているように思われる。ルイス・ハミルトンについて疑問はある。彼は依然としてすぐにでもメルセデスとの契約延長が予想されている状況だが、F1の最高権力者であるバーニー・エクレストンフェラーリの方針に対し目配せを続けている。これらのあいまいな状況はすべてボッタスの将来に直接影響を与える。2016年に向けて、彼は2015年のトップ3チームである、メルセデスフェラーリ、ウィリアムズのどこにいる可能性もありうる。


ハミルトンとアロンソは今なおもっとも観客動員力のある存在であり続けており、プロモーターという役割においては、バーニーはこの二人のどちらかは来年別のいるチームのを見たがっている。ボッタスは、動員力は全く持っていない。彼の業績はいまだに比べられるものではないし。比較しうるものであったとしても、彼のキャラクターはプロモーションに自らを供したりすることはしないだろう。ファンがものすごく気にいっているライコネンの「全然興味ない」というような、部外者であるかのような振る舞いさえ期待できそうにない。それでさえ、ボッタスという人物に十分すぎる関心を生み出そうものを。


彼の将来は、自らの手の内にはなく、自身のパフォーマンスを超えたさまざまな状況にかかっている。しかし、いま彼は万全の状態にもどりつつあるので、われわれはほぼ間違いなくいっそう優れたドライブを目撃することになるだろう。そしてそれは彼が真のトップチームの真剣な関心を引くのに十分な存在であることを証明することになるだろう。




"Leave me alone!"はこの人にはやはり無理そうですな



☆個人的単語リスト
look out for=に警戒する、を注意して捜す
profile=人物評を書く、~を特集する
arguablyほぼ間違いなく、議論の余地はあるかもしれないが
below-the-radar=こっそりと、目立たないよう
unflappably=冷静に
soak up=吸い上げる
voice over= (画面に映らない)ナレーターの声,(説明の)語り.
composure=落ち着き、冷静
on top of=~を支配して、うまく処理して
tentatively=ためしに、ためらいがちに
supremo=最高権力者
box office=チケット売り場
be part of=~の一部になる、関わる

*1:いやまあボッタスも結構いい笑顔になるんだけど、笑顔芸ではやはいリカルドの右にでるものはいないかなとw

*2:武士キャラとか今勝手に言いはじめただけだけど、なんかアロンソとかよりよっぽど武士っぽくないですかね、あの人w?

*3:アロンソ……。・゚・(*ノД`*)・゚・。

*4:マッサ……。・゚・(*ノД`*)・゚・。